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また金曜日。今週は体調が悪くて仕事があまり進まなかった。そのうえ今のプロジェクトはたくさんの人の協力が必要で、今週はみなさんの足並みが揃わずどうもいまいちだった。何か頼むのにも、こういう言い回しは失礼に当たらないか、とか一々気を使うし自信がない。用件は通じても、関係を潤滑にするような会話もできないし。メールの返事が来ないだけで暗澹とした気持ちになるし。こういうのっていつかはさらっとこなせるようになるのだろうか。気がつくと渡米後10ヶ月が過ぎていた。

あ、そういえば昨日のERでカーターが最後だった。カーターが研修医の時に、未来の自分に向けて書いた手紙というのが最後に紹介されたのだが、これはなかなか身につまされるというか、自分が研修医だったときを思い出したし、今の自分も研修医と同等なので、二重の意味で感慨深かった。研修医のときは、将来自分がまともな医者になれるなんてとても思えなかった。でも結局のところ、手ぬきさえしなければ、人並みにはできた。研究者の場合はどうなんだろう。やはり、今は自分がちゃんとした研究者になれるなんて想像もできない。もうかなりいい歳なんだが…。オレも手紙でも書こうかな、未来の自分に向けて。　
そんな感じで昨日のERはとてもいい話だったのだが、来シーズン、カーターなしでもつんだろうか。他人事ながらかなり不安だ。

あと昨日、以前N君が送ってくれたen-taxiを読んだ。リリーフランキーの「東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜」、すごくいい。最終回発売中か。読みたいなー。en-taxiはほんとうに読むところの多い、実にいい雑誌だ。

en-taxi (ODAIBA MOOK)