やっと一週間が終わった。今週もいろいろあった。金曜にミーティングが二つあり、どちらも有意義だった。

疲れたが、何となく寝るのも惜しいので子供が寝たあとDVDを借りに行った。こないだマル激でLars Von Trierのことを言ってたので、Dogvilleを借りた。二コールキッドマン好きだし、軽い気持ちで。
最初から、いつまでたっても演劇みたいな感じのセットなので、ミュージカルの次は演劇か?ちょっとキツいなーと思っているうちに10分ほど眠ってしまった。英語も難しいので。しかし中盤から目が覚め、変なセットのことも全く気にならなくなり、引き込まれてしまった。疲れているときに見る映画ではないのは間違いない。小さな田舎の住人の醜い心性がしだいに露わになり、二コールキッドマン演じる可憐なGraceが虐めぬかれる。3時間の大半をかけてこの過程が描かれる。最後にGraceが圧倒的な力を得て、村人が野良犬のように蹴散らされるのは十分カタルシスになっているのだが、どちらも悲惨。アメリカ批判の映画ではなく、監督の趣味が前面に出た映画なんだと思う。Graceのエロティシズムがこの映画の中心だと思う。子供を虐待する心理に近いものが描かれているのではないのかなー。最初真面目に見てなかったところとか、寝てしまったところとか見返して結局5時間くらい見てた。なんとも悪魔的な魅力にあふれた映画。何度でも見たい。次作のManderlayもDVDになったら絶対に見たい。
でも疲れた。最近どうしてこういう暗い映画ばかりに当たるのだろう。特に昨日はもっとスカッとするような楽しい映画がみたかったのに。