先週の金曜から大きな学会が地元で開催されている。僕は3年前から参加している。巨大な学会で、3年前は4人くらいしか知っている人いなかったのだが、今年はいたるところで知った顔をみる。毎日なかなか面白い。ポスターにもけっこう茶々いれられるようになってきた。昨日はさる大学の研究者二人をラボにお連れした。お話させていただき、大変勉強になるとともに、この道の厳しさを痛感した。僕の場合はいろいろハンディキャップがあるのだが、そんなことばかり言ってられない。もっと前向きに、できるだけのことをやってやろうと思う。もっとノルアドレナリンをたくさん出さなきゃいけないと思う。そうすると鼻づまりもなおるのである。研修医のとき、鼻水なんか出なかった。鼻の調子が悪い今は、やはりどっかたるんでるのである。もう遅いかもしれないが、これからがんばってみようと思う。

あと、この学会にはダライ・ラマが講演に来た。話はそんなに面白くなかったが、声がとてもよく、そこにいるだけで場の空気をポジティブな方向に変えるパワーを持った人という印象だった。あの人はおそらく禁欲を貫いてきたのだと思う。つくづくすごいと思う。何かを捨てないと何かを得ることはできないのである。誤魔化すことはまずできない。オレもそろそろ何かを捨てなくてはならない。