このごろわりと忙しい。だいぶルーチンワークが増えてきて、一週間のスケジュールが型にはまってきた。こう書くとなんだかネガティブな感じだが、自分としてはとても喜ばしいことである。渡米後一年半、遅々とした歩みだが、一応毎日働いているし、周囲からの助力もあるので少しは環境が整ってきたのかもしれない。これをやっていればよい、という仕事があるのはとても有難いことである。

The Varieties of Religious Experience: A Study in Human Nature (Modern Library 100 Best Nonfiction Books)

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そんな中、William Jamesの本を読み始めた。第一章は眠気との戦いだったが、二章から面白くなってきた。Religious experienceには古今東西、共通する要素がある。それにまつわる事実を客観的に採集して考察する試み。まずは、組織化された宗教と自主的個人的にやる宗教との違いを強調しているのが印象に残った。この本ではもっぱら個人的にやる宗教のことを取り上げるって。すばらしい。この本が最後まで読めるかどうかが僕の一つの試金石。