先々週の木曜にセミナーをやってからずっと体調が悪かった。こういうときは寝るしかない。数日長めに寝てやっとよくなった。今日は久しぶりで仕事を休んでゆっくりした。奥さんが借りてきたのだめのビデオをみた。期待してなかったが、あれはすごい。主役の二人も伊武雅刀竹中直人もぴったりはまってる。この前はちびまる子ちゃんの実写版もみたが、あれもなかなかよかった。あと、今日はリトルミスサンシャインをみた。これもよかった。何もかもうまくいかない家族の話。アメリカではかなりヒットした映画だという。オレの職場にいるアメリカ人は成功している人が多いが、そういう人をみていてもとてもきつそうだなと思うし、一般的には成功していない人のほうが多いんだろうし。オレは後者だから共感するところ大。詳細忘れてしまったが、15歳のお兄ちゃんが、18歳くらいまで眠っていたい。高校なんかファックだと不満を漏らしたのに対し、スティーブカレルが、そりゃ高校なんか嫌なことばっかりだよ。でもいやな事たくさん経験したほうが人生豊かになるよ、イヤなことがあったからプルーストはああいう作品を書けたんだよ、というような場面、よかった。あともう一つ、柳田先生のブログを読んだ。彼の人生ではこれまでずっと3年が一つの単位となっていて、最初の2年は潜伏期間みたいなもので、2年半以降から事態が動き出すといったことが書かれていた。僕は大学のとき、音楽サークルに入っていたのだが、全然うまくならず、2年ちょっとでやめてしまった。その半年後くらいに、その後も努力を続けていた同期の人の演奏を聞く機会があり、あまりの成長ぶりに驚いたことがある。あれは衝撃的だった。柳田先生の2年半と通じるところがありそう。うまく行かないことばかりの暗い大学生活だったが、そういった教訓は得たと思う。今、アメリカに来てから2年半ちょっとなので、今回はやめてしまわずにもうちょっとがんばってみようと思っている。