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先週はうちの下の子の誕生会、今日は上の子の一番仲がよい友達の誕生会。こちらの誕生日パーティーは本当に力が入ってる。今日のはショッピングモールにあるぬいぐるみの店が会場。子供一人につき一つ、店内にあるパーツを使って自由に熊のぬいぐるみを作るという趣向らしく、一人当たり30ドルくらいかかるという。このお友達、去年は乗馬パーティーだった。こちらのお金持ちの人は、なんか屈託がない。お金もってるというのは明らかにわかるのだが、それを隠そうとしたり変にへりくだったりしない感じ。そういうのはいいなと思う。
昨日やっとある測定に使う機械を借りることができた。今回もくろうみそをなめたかのような経緯でやっと一つ前に進んだ。これで実験の準備がかなり整った。2年半かかってやっと。それとは別のプロジェクトでおとといセミナーをやった。70年代に決着がついたとされている話をもう一回掘り起こして新しい目で見てみようという趣旨。わりと理解してもらえたと思う。自分のクエスチョンを今の環境につなげることができたような気はする。オレはなんだかんだいって、やはりインパクトファクターとか業績のことに人並み以上に執着していたような気がする。でも今の職場に来てかなりそういうことから解放された。ボスと同僚、あと奥さんのおかげである。結局、自分にとって何が面白くて何が問題で何を美しいと思うのか。サイエンスの世界には本来それしかないのである。どの世界でもそうなのかもしれないけど。一言でいうと偶像崇拝をするなということ。こんな、一言で言えることなのに実行するのはほんとうに難しい。だから修行が必要なのでしょう。
つい最近、同じようなことを書いていた。でも大事なことだから繰り返し書いたっていいだろう。岡本太郎も同じようなことをいってると思う。
自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間"を捨てられるか (青春文庫)
- 作者: 岡本太郎
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