最近気分の浮き沈みが激しい。振り返ってみると、それはそのときどきのデータの質に比例しているのである。しばらくあまりいいデータが出なかったけど、今日は久しぶりに、たぶんいいデータが出たのでちょっと楽になった。これまでの測定法の欠点として思い当たることがあり、それを改善してみたらほぼ期待通りのデータが出た。もうほかに改善のためのアイディアはあまりないので、もし今日の測定が全然だめだったら途方にくれていたかもしれない。
今いる職場はほんとうに科学をやるなら理想的なところで、優秀な人はたくさんいて、機械や環境はそろっていて、雑用は一切ないし、研究費もまあ潤沢。不満はただひとつ、この環境を生かしきれない自分にあるだけなのである。なんと恵まれていることか。もう少し日々周囲に感謝して働こうと思う。