マリファナアメリカにいる間にやってみたいと思ってた。別に日本でも手に入るんだろうけど、僕にはそういう人脈ないし、こっちにいるうちにやりたいなーとS君に言ってたら、一席設けてくれた。持つべきものは友達。S君の彼女の義理の弟というコロンビア人が自宅で育てたやつというweedをじきじきに持ってきてくれた。初心者にわかりやすいように吸い方の指導もしてくれて、至れり尽くせり。
とてもよい経験ができた。服が体にふれる感じがなんかいつもと違う。人の会話がなんかフォローできない。文脈をすぐに忘れてしまう。感覚のサンプリングレートが下がった感じ。だからといって劣化するわけでもない。なんか尾を引く感じ。甘いものがおいしい。ビールもおいしい。あとろうそくの炎がきれいにみえたのにはおどろいた。いままで気づいたことがなかったが、ろうそくの芯の先の赤くなったところが何ともいえずきれい。音楽はもう格段によく聞こえる。ショスタコービッチのピアノとバイオリンの二重奏というのをかけてくれたが、目をつぶるとなんか僕と音楽しかない感じがして、すごく集中できる。いままで聞いたことがあっても、いいと思ったことがないような音楽もものすごくよく聞こえる。コーネリアスのSENSUOUSの一曲目とかFrippとEnoの長く単調なあれとか、たぶんすごくよく聞こえるんだろうと思う。

No Pussyfooting

No Pussyfooting

一緒にいた長髪のインド人の髪にろうそくの火が燃え移るというアクシデントがあったときはバッドトリップかと思ったが、それ以外は無難に終わった。38歳にして初めての経験だった。またいつかやってみたいものだと思うけど、これでもうアメリカには思い残すことないかな。