今日で渡米後まる2年。2年前と比べてあまり進歩してないような気がするんだが、でもいろいろなことがあったし、楽しみなことも増えてきた。

昨日母が日本からやってきて、お土産にいろいろ持ってきてくれた。干したほやと松前漬けを食べてみた。どちらもとてもおいしかった。アメリカにはこういうものがない。日本のもので食べたいものはいろいろあるんだけど、このごろあまり切実に帰りたいとも思わなくなった。日本でどんな生活してたのか、忘れてしまった。でも会いたい人はけっこういる。

このごろ、学生のころに読んでいたような本が実は現在の僕のやってることに関係するんじゃないかという気がしてきた。

僕にとってこれは「初心忘れるべからず」の初心にあたることなので、おそらくいいことなんだろう。何とかこのあたりのことで仕事をしていくことができればなあと思う。そんな業界はないんだけど。ま、別にアマチュアでもいいんだよな。井筒先生や鈴木大拙の言ってることがどうにも気になるのです。この歳になっても変らないんだから、たぶん一生追い求める価値のあることなんだろう。